双子の片割れママのこれまでとこれから

流産、双胎一児死亡、早産、人工死産を通じて感じたことのキロク

双子の体重差(私の場合)

双子を妊娠し、二人とも同じように発育すればよいですが、

体重差が出てくると不安になりますよね。

私の場合、双子の胎盤領域が1対9という割合だっため、16WでSelectiveIUGRと診断され、残念ながら双胎一児死亡という結果になりました。

 

体重差があっても無事に育ち生まれているケースももちろんあります。

私の場合のTWINSの体重差について、参考になれば幸いです。

 

双子の体重差

■14w1d 

ちびちゃん20g   でかちゃん50g

→体重差が開きSelectiveIUGRと診断。16wで手術が必要と言われる。

■15w6d

ちびちゃん 40g  でかちゃん100g

→体重差とちびちゃんの血流異常が見られるためFLP手術確定。入院。

■16w0d

FLP手術。ちびちゃんの手術における生存率は40%と言われるも耐えてくれた!

■17w5d

ちびちゃん70g  でかちゃん170g

■18w3d

退院

■21w1d

ちびちゃん170g  でかちゃん400g

■22w6d

でかちゃんの部屋から破水→入院

■24w

ちびちゃん320g でかちゃん400g

■25w

ちびちゃん310g でかちゃん650g

→ちびちゃんの臍帯と心臓に戻る血管に血流異常

■26w

ちびちゃん360g   でかちゃん810g

→血流異常は変わらず。ここ一週間がヤマと言われる。28wまではちびちゃんに何かあっても出産しない方針を決める。

■27w

ちびちゃん410g  でかちゃん960g

→血流の途絶も見られるように...

■27w2d

→ちびちゃん子宮内胎児死亡

■27w5d

でかちゃん1145g

■28w4d

でかちゃん1300g

■29w5d

ちび350g でかちゃん1299gで出産

 

私の場合、胎盤量域が1対9だったので、ちびちゃんは手術するも残念な結果となりました。

でも手術をしていたからこそ、でかちゃんを障害なくギリギリまでお腹の中で育てることができました。 

体重差があっても助かっているケースもあるので、あくまで一例として参考にしてください。

 

 

体重差があるけどTTTSではないと診断された場合はSelectiveIUGRかも。

現在、双子を妊娠されていて、体重差は出ているのに、羊水量に問題ないということで経過観察になっている場合、セカンドオピニオンを求めてもいいと個人的には思います。

FLP手術ができる病院は全国でも9か所と数が限られています。

手術ができる病院はこちら↓

https://fetusjapan.jp/method/method-71

 

一卵性の双子の場合、胎盤上の血管がつながっているので、一人が亡くなるともう一人にも影響が出てしまいます。

早期発見と対処が大切です。

そのためにも、少しでもお腹が急に大きくなる(羊水が急に増える)、喉が渇く等の体の違和感や不安があれば先生に相談しましょう。

双子の片割れママへのNGワード

 

今はもう過去のこととして振り返って書けますが、

双子のうち一人を亡くした親に対してよかれと思ってかけた言葉でも

本人を痛く傷つける言葉があります。

 

私が傷ついた言葉

 

双子だったら大変だったわよ

はい。確かに新生児一人でもお世話が大変なのに、それが同時に二人だったら大変でしょう。

でも、片割れママはその大変さすら羨ましい。

二人が生きているからこそ味わえる大変さ。

お空へ一人旅立ってしまった私はその大変さを味わえない。

片割れママにはその大変さが幸せな光景に見えます。

 

 

 一人生きているからいいじゃない

はい、確かに一人は生きています。

一人の命が生きているから、毎日の搾乳、NICU通いも頑張れるし、

子供の体重が1g増えたり、ミルクを飲む量が10cc増えたことやがすごく嬉しいし、

体調が悪くて抱っこが延期になればとっても悲しいし。

一喜一憂できるのも命があるから。

 

でも、亡くした子は顔がそっくりでもこの子とは別の命。

だから、この子が生きてて確かによかったけど、だからいいじゃないということにはならない。

この子はこの子。あの子はあの子。

 

私は確かに二人産んだのに目の前には一人しかいない現実。

それを「よかったじゃない」の言葉で片付けられてしまうのはとっても悲しかった。

 

そして、言葉ではないが、態度として悲しかったこと

 

興味が生きている子ばかりで、亡くなった子はどんどん忘れられていく

一人が無事に退院して、その子との日々が積み重ねられていくに連れて

双子だったことが遠い過去になっていく。

むしろ親戚の興味は生きている子ばかり。

むしろ天国の子へ話題を振るのはタブーかのように会話に触れない。

 

リビングにお骨とお花を飾ってても、線香をあげてくれたのは最初だけ。

中には最初からなかったかのように、何もしない親戚もいた。

 

双子であったことは事実なのに、お空の子は最初から居なかったかのように振舞われるのが本当に嫌でした。

 

双子の片割れママがしんどいのは、

生きている子の成長がリアルにお空の子を連想するから。

 

今頃生きていたら、こんな顔で二人並んでたんだろうなぁ。

この服お揃いで着せたら可愛かっただろうなぁ。

目の前にいるこの子とそっくりな子がもう一人いた。

 

簡単に無かったことになんてできないです。

だから、少しでもお空の子に触れてくれたら私は嬉しいです。

 

 

 

 

 

 

マタニティマークは何故こんなにも心をざわつかせるのか

今年の年明け頃の話です。

そろそろ娘に兄妹を作りたいと思っていた私は、一日に2人も、娘と同じクラスのママさんがマタニティマークを付けているのを見つけてしまいました。

 

焦り、凹み、悔しさ、なんだかよくわからないブラックな気持ちが押し寄せてきて、私の心はとってもザワザワ。


何故こんなにも私の心はザワザワするのか、 言語化することで少し紐解きその考察した内容のアウトプットです。


①私は二人目がほしい

私は二人目がほしいということがよくわかりました。
私は確かに二人出産した。でも現実には一人しかいない。
流産も含めたら、今頃3人の子供に囲まれていたはず。

それなのに目の前には、一人しかいない。
一人の命が生きているだけでも十分有り難いと思わないといけない ですが、やはり心のどこかではもう一人いた! という気持ちが燻っているようです。
自分が思う以上にもう一人ほしいと思っているんだなと気付くこと ができました。

 


②二人目妊活=クリニック通いとなる

私は不妊治療で娘を授かっているので、 二人目もきっとクリニックに通うことになります。
お金もかかるし、 仕事調整しながらクリニックに通うのは腰が重い。
しばらくタイミングを試してみるのもありだけど、 平日は忙しく疲れて娘と寝落ちなんてしょっちゅう。

簡単に授かれないとわかっているから、妊娠がとても遠くに感じる。

 


③前回の妊娠のトラウマ

娘の妊娠出産がハイリスクで辛すぎたので、 また同じような経験はしたくないと思ってしまう。
前回の妊娠では、妊娠報告も必要最低限、 出産報告も娘が退院してから。

マタニティマークも優先席に座る時しかつけなかった。
だから、普通にマタニティマークを付けている人を見ると

みんなに妊娠を知られていいと思っている

→きっと流産、早産、 死産の経験はしてなくて、 自分の子は順調に生まれてくると思っているんだろうな

という妬み の感情が。←自分のブラックさがひどい。

 


結婚したい時は結婚報告がつらい、

妊活中は妊娠出産報告がつらい。

それと同じ感情です。

あー女ってめんどい!

 

 


 
 

自己紹介

はじめまして。コケシといいます。

関東在住の30代。

3歳になる双子の片割れを育てながら、フルタイム勤務しています。

ワーママ生活も3年目に入ります。

 

これまでに不妊治療を経て、流産、双胎一児死亡による死産と早産、そして人口死産も経験しました。

キラキラしたマタニティライフとはほど遠いものでした。

一度も普通の順調なお産を経験したことがありません。

それが今まではコンプレックスだったのですが、私自身も妊娠中に、同じような人はいないか、ネットで沢山検索し探しました。

自分の経験もマイノリティだからこそ役に立つかもしれない。

そう思い、ブログを綴っていこうと思います。

 

 

私のこれまで

・2014年   結婚

・2916年4月 不妊治療を経て妊娠するも6wで流産

・2016年9月 再び妊娠。まさかのMDTWIN!

・2016年12月 二人の体重差が開き、SelectiveIUGRと診断

       6WでFLP手術(胎児鏡下胎盤吻合血管レーザー凝固術)

・2017年2月 22W6Dで破水⇒入院

・2017年3月 27Wで双子の一児が子宮内胎児死亡

        29W5d 双子出産

・2017年7月 NICU/GCUを卒業

・2018年4月 職場復帰

・2019年7月 妊娠するも胎児多発奇形のため15Wで人工死産

・2020年2月 フルタイムに戻す 

・2020年4月 不妊治療継続中

 

 

3年前に苦しんでいた自分に向けて、欲しかった情報やこれまでの妊娠経緯を綴っていきたいと思います。